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【製品情報】Postgres Enterprise Manager(PEM)10.3.0

January 20, 2026

大規模Postgres環境の設計・管理・監視を統合するエンタープライズプラットフォーム:Postgres Enterprise Manager(PEM)は、地理的に分散した多数のPostgresインスタンスを単一のWeb GUIから一元管理・監視するソリューションです。最新の 10.3.0 では Postgres 18 の監視対応をはじめ、設定を一括適用できる「プロファイル管理」、FIPS 準拠の暗号化強化、独自の外部 SSL 証明書利用の柔軟化など、セキュリティと運用効率が大幅に向上しています。

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【Postgres Enterprise Manager 10.3.0】大規模Postgres環境の設計・管理・監視を統合

概要

1. PEM(Postgres Enterprise Manager)とは
Postgres Enterprise Manager (PEM) は、EnterpriseDB (EDB) によって構築された包括的なデータベース設計および管理システムです。単一のグラフィカルユーザーインターフェイス(GUI)を通じて、複数の Postgres インスタンスを監視、管理、分析するように設計されています。オープンソースの pgAdmin 4 プロジェクトをベースにしており、エンタープライズ環境向けの拡張機能を提供します。EDB Postgres Advanced Server (EPAS)、PostgreSQL (PG)、および EDB Postgres Extended Server (PGE) をサポートしています。

2. PEMの導入メリット

  • 大規模環境の管理: 地理的に離れた場所にある多数のサーバーを単一のコンソールから管理できるように設計されています。
  • プロアクティブなアラート: 主要なメトリクス(ストレージ、メモリなど)に対して事前定義およびカスタムのしきい値を設定し、24時間体制で監視します。パフォーマンスが低下する前にアラートをトリガーします。
  • パフォーマンスチューニング: 非効率な SQL コードをトレースして最適化する SQL Profiler や、待機イベントを分析する Performance Diagnostics などのツールが含まれています。
  • キャパシティプランニング: Capacity Manager が過去の使用統計を分析して将来のリソース要件を予測し、予算編成や計画策定を支援します。
  • セキュリティと監査: 監査ログの構成と表示を行う Audit Manager や、ログの収集と分析を一元化する Log Manager を備えています。
  • グラフィカルな管理: コマンドラインアクセスを必要とせず、サーバーの起動/停止、設定、オブジェクト作成を視覚的に管理できます。

3. PEMの主なユースケース

  • 高可用性(HA)クラスタの監視: EDB Failover Manager (EFM) や Patroni によって管理されるクラスタを可視化・監視し、フェイルオーバーイベントやノードの健全性を追跡する場合。
  • 混在環境の管理: Linux や Windows プラットフォーム上で、コミュニティ版 PostgreSQL と EDB Postgres Advanced Server のインスタンスが混在する環境を管理する場合に最適です。
  • セキュアなデータ環境: 厳格なセキュリティコンプライアンス(FIPS環境など)や、データベースアクセスやクエリの詳細な監査証跡を必要とする組織での利用。
  • ワークロードの最適化: 統合された診断およびプロファイリングツールを使用して、実行の遅いクエリやシステムのボトルネックを特定する場合。

4. メリットを実現するPEMの仕組み

  • PEM サーバー: 中央リポジトリとして機能します。監視データ、アラート履歴、設定情報を保存するバックエンドの Postgres データベースと、インターフェイスをホストする Web サーバーで構成されます。
  • PEM エージェント: 各監視対象ホストにインストールされる軽量なエージェントです。プローブ(スケジュールされたタスク)を実行してメトリクスを収集・送信し、バックアップやサーバー再起動などの管理タスクを実行します。
  • PEM Web クライアント: ブラウザベースのインターフェイスで、ダッシュボードの表示、アラート設定、データベースオブジェクトの管理を行います。
  • コネクションプーリング: PgBouncer を利用して接続プーリングを管理し、数百のエージェントを管理する場合でも高効率を維持します。

5. バージョン 10.3.0 の新機能

  • プロファイル管理: 事前定義されたプローブやアラート設定を含む「プロファイル」を作成し、複数のエージェントやサーバーへ一括割り当て可能になりました。
  • FIPS コンプライアンス: パスワード保存の暗号化に FIPS 準拠の暗号化モジュール (SHA256) を実装しました。
  • SSL の柔軟性: 設定中に SSL 証明書の自動生成を抑制するオプションを追加し、独自の外部 SSL インフラを利用しやすくなりました。
  • 新しいロール: 各種ツール(クエリツール、スキーマ比較ツール、デバッガなど)へのアクセスを個別に制御できるきめ細かな Postgres ロールを追加しました。
  • EFM アラート: EFM クラスタの健全性に関する組み込みアラートテンプレートを追加しました。
  • 自動ブラックアウト: アラートノイズを防ぐため、48時間到達不能なサーバーまたはエージェントを自動的にブラックアウト処理します。
  • Postgres 18 のサポート: Postgres 18 の監視サポートが追加されました。

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