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【製品解説】EDB Postgres Distributed(PGD)6.5.0

September 28, 2026

99.999%の可用性を実現するアクティブ・アクティブDB 〜マルチスレッド化で接続処理能力が大幅向上、組み込みWeb UIと遅延自動切り離し機能を搭載:常時稼働のマルチマスター環境を実現するPGDが最新化!マルチスレッド対応Connection Managerにより処理能力が約2.4倍向上したほか、監視Web UI/REST APIの組み込みや遅延ノードの自動退出に対応。分散Postgres基盤をより高速かつセキュアに進化させます。

1. PGDとは?

EDB Postgres Distributed (PGD) は、標準の PostgreSQL、EDB Postgres Extended Server (PGE)、または EDB Postgres Advanced Server (EPAS) を、分散型かつ常時稼働(Always-On)のマルチマスターデータベースプラットフォームへと拡張する統合ソフトウェアスタックです。最新世代の BDR(双方向レプリケーション)を中核として構築されており、マルチマスター論理レプリケーション、自動競合管理、最大「99.999%(ファイブナイン)」の高可用性を提供します。

2. 主な機能

  • マルチマスターレプリケーション: すべてのデータノードが書き込み可能であり、複数拠点での同時読み書きを処理します。
  • コミットスコープ: 同期コミット(Synchronous Commit)、クォーラムコミット(Quorum Commit)、二重実行を防ぐCAMO、遅延制御(Lag Control)など柔軟な一貫性制御を提供します。
  • 自動競合管理: 最新更新優先、カスタムトリガー、カラムレベル競合検出(CLCD)、CRDTなどによりデータの衝突を自動解決します。
  • 組み込み型 Connection Manager: 自動ルーティング、読み取り負荷分散、コネクションプーリングを提供するレイヤー7プロキシです。
  • Raftコンセンサスレイヤー: 書き込みリーダー選出やグローバルロック、クラスタの合意形成を自動化します。
  • グローバルシーケンス: SnowflakeIdやgallocにより、クラスタ全体で重複しない一意の主キーを生成します。
  • 階層化テーブルとレイクハウス連携: PGAAと連携し、コールドデータをオブジェクトストレージ(Iceberg, Delta Lake)へ自動移行しつつ同一SQLから透過検索が可能です。
  • 選択的レプリケーション: 機密データを特定リージョン内に保持しつつ、共通マスタデータのみをグローバル複製可能です。

3. 主なメリット

  • 高可用性とゼロ待ち時間フェイルオーバー: 障害発生時も数秒で自動迂回され、復旧時間目標(RTO)を大幅短縮(最大99.999%の可用性)。
  • ダウンタイムゼロのローリングアップグレード: アプリケーションを停止せずに1ノードずつ順次バージョンアップが可能。
  • 厳格な分散一貫性: Quorum Commitにより、金融・決済等のワークロードでもデータ不整合(スプリットブレイン)を防止。
  • データ主権・地域制限への適合: GDPRやCCPA等のデータ所在規制に準拠したシステム構築が可能。
  • 大幅なコスト削減: 履歴データを安価なオブジェクトストレージへオフロードし、ストレージコストを最大18分の1に削減。
  • 運用の簡素化: プロキシやコンセンサス機能が組み込まれているため、PgBouncerやHARP、etcdなどの外部ツールが不要。

4. バージョン6.5.0 新機能

【機能拡張およびセキュリティ改善】

  • マルチスレッド対応 Connection Manager: マルチスレッド化により接続処理能力がスケーリング。スループットが約2.4倍向上し、高速リセットモードでさらにスループット向上。
  • 組み込み監視Web UIおよびREST API: クラスタ概要、レプリケーション遅延、Raft状態などをブラウザやREST APIから確認可能に。
  • Prometheus メトリクスエンドポイント: /metrics エンドポイントを標準公開し、時系列データやコミットレイテンシ等をエクスポート可能。
  • 遅延によるノード自動退出(Node Eviction): レプリケーション遅延が閾値を超えた場合に自動でノードを切り離し、WAL肥大化によるディスク障害を防止。
  • Quorum Commit の全ストリーミングモード対応: 全モードで自動判別ストリーミングに対応。
  • 新しい PGD CLI コマンド: ディザスタリカバリ用(pgd raft restore)やローカル制御用(pgd node start/stop/restart)コマンドを追加。
  • 事前検証機能および追跡属性の追加: 分析ストレージ設定の事前自動検証やコミット判定カラム(is_raft)を追加。
  • 将来バージョン統合とパッケージ統合: 今後予定されている統合パッケージモデルへの基盤整備、およびPGD Essentialパッケージの標準リポジトリへの統合。

5. 日本語マニュアル

EDB Postgres Distributed(PGD)6.5.0 日本語マニュアル

機能の詳細な設定方法やパラメータ仕様、導入手順については日本語マニュアルをご覧ください。

日本語マニュアルを見る >> 


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